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一般的なJCSSでの圧力計測機器類のあり方

 JCSSと言えば、日本校正事業者登録制度であり、我が国の現行計量法に基付いた測定基準によって、ICE・ISOそれぞれの17025の国際基準を踏まえながら、世の中にある全ての質量を測定し、事業者登録をして公に自らの事業者としての信頼性を得ていくための制度です。
そうしたJCSSにおいてのとくに、圧力測定校正における「圧力計測機器類」について、今回の記事では見ていく事にしていきます。
現在のところ、デジタル圧力計と液柱形圧力計、重錘形圧力天秤、機械式圧力計の4種類からなる圧力計測機器類からなりますが、それら各測定機器類毎により、測定基準である圧力測定範囲・能力などが異なります。
その上、各機器類毎により、測定セッティング仕様やその設計なども異なりますので、そうした方面での配慮も必要なところがあります。

 まずは液柱形圧力計の場合についての内容です。
こちらの場合、水柱と水銀柱の2種類からなるものがあり、校正範囲が5kPaから220kPaまでになっていて、最高測定能力が0.1%から0.1kPaのうち、大きいほうの値を対象にしていきます。
次は、デジタル圧力計についてです。
こちらは気体・液体のそれぞれの状態で測定をする仕様になっていて、それら毎によって、校正範囲と最高測定能力における測定数値が、それぞれ細かく異なる区分けにしてある内容です。
絶対圧力・差圧・ゲージ圧力の3つからなる圧力仕様になっていますが、更に測定数値の区分けが細分化をされているような設定がなされていますので、校正試験の際には時間が掛かる事も、ある程度は予想がされたりするところが考えられます。
3つ目は、重錘形圧力天秤になります。
こちらのものは、気体・液体毎での区分けで、両者ともゲージ圧力での仕様設定になっています。
それから事細かく、校正範囲と最高測定能力での測定数値が区分けをしてありますので、ややこしさが特徴的と言えます。

 そして最後は、機械式圧力計です。
こちらでは、液体がゲージ圧力で、気体がゲージ圧力・差圧・絶対圧力の3つからなる圧力仕様になっていて、大変、校正範囲や最高測定能力での区分けがやはり、事細かくなされたりしているような設定内容です。
ただ、それでも他の測定機器類などとは異なり、機械仕様の測定機器類ですので、その測定面での正確性に優れ、非常に精度の高い測定結果による校正試験での結果をもたらす事が可能なところから、合格面での可能性が高いといったメリットがあります。
それでも機器類本体の価格が決して、安いものとは言えないところがありますので、そうした課題が無い訳ではありません。
以上が、JCSSでの圧力測定分野における関連測定機器類に関しての、現在存在しているものの全体概要についての記述です。

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